動物と向き合うなら、自分の体を、
命を差し出すぐらいの気概がないと。

でももうすっかりダメになりました。それがテレビ番組を引退した理由の一つ。もうそういうことにこだわらなくなった。どうでもよくなった。体もね、昔のように「捨てられなく」なったんですよ。動物と一緒に何かやるっていうのはね、自分の体、命、これを「いいよ」って言ってね、動物に差し上げるぐらいの気持ちが必要なんですね。でもそれができなくなった。今はただ、寝るのが楽しい。昔はあんまり寝なかったんでね。原稿も一気に書くんでね。40枚くらいを、酒を飲みながらね。それで「じゃあちょっと」って言って雀荘に行って、それで3日ぐらい帰らない。帰ってきてから4日ぐらいインタビューがバーッとある。ほんとに寝なかった。だから今は寝るのが楽しい。

僕自身はそうやってきましたけど、娘には絶対にそういうところは見せないし、それを押しつけませんでした。勉強しろなんて、言ったことなかった。学校の点数なんか見たこともない。それよりも生活の中で何かをね、学ぶほうが大事だから。お前は好きな男の人を見つけて結婚して、丈夫な子どもをたくさん産んでくれたらそれでいいんだよって。それが人生だよっていうことは教えました。学校の勉強ができるなんて、そんなもんくだらないよって。娘に対して怒ったこともないですし。

画像1: 動物と向き合うなら、自分の体を、 命を差し出すぐらいの気概がないと。

娘は昔からのんびりした性格で、僕と全然違うのね。だから余計にそう話した。娘が大学に行った2年間一緒に住んだんですよ、東京でね。出てきて一緒に住むでしょ。7時にメシを食うって言ってたのに、7時に「用意できたか?」って聞くと「ちょっとまだできてない」って答えるような子。だからできるのが9時頃です(笑)。僕せっかちなんでね、まあ普通にイライラします。

 

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