画像: [後編]ムツゴロウさん曰く「教育はね、体験したことが大切。何かを引っぱがしてみて感激する。それが第一歩だよ。」【子育て、わたしの場合】

あれも聞きたい、これも聞きたいと前のめりで始まったインタビューだった。しかしムツゴロウさんは、一定のスピードで、リズムで、正直、自分勝手に話をされているとその時は思った。しかしテキストを見て、愕然とする。寸分の狂いない、見事なまでの構成がそこにあった。私たちの質問に、全体で答えてくれていたのだ。心を読む、流れを読む、まさに稀代のギャンブラー。そんな、持って生まれた観察眼と好奇心、そして根底にある生き物たちへの深い愛情。平成最後も終わりに近づいている今、私たちは知る。畑正憲はムツゴロウさんで、ムツゴロウさんは畑正憲、なのだと。

 

競馬に麻雀。ギャンブルで負けたことはありませんよ。

20歳の頃の僕ですか。そうですね、型破りな子だったでしょうね。自分探しの旅をしてましてね、そこでギャンブルに出会ったんですね。勤めてる間も僕はギャンブルに行ってたんですよ。ギャンブルで給料の4倍か5倍いつも稼いでて。その頃はまだ給料は現金でもらってたんだけど、一度も(給料袋の)封を切ったことはないです。何のギャンブルをやってたかって? まあまあ、それはね(笑)。世の中にはいろいろなギャンブルがありますよ。でもね、負けないの。負けたら食っていけないじゃないですか。ギャンブルに勝つっていうのは、また一つのね、哲学で。哲学は一概には言えない。いや当たりますよ。フジテレビのスタッフたちが競馬のときに「どうだ? 予想は?」って聞きにきて。当時はすごかったですよ。京都に講演行って、講演中にそこのスタッフの人に「すみません。一番近い場外の馬券売り場はどこでしょう?」って聞いて買いに行く(笑)。

いつだったかニューヨークに行ったんです。ニューヨークでブラブラしてたら偶然フジテレビの人と会いまして。で、メシを食って、そしたら突然『ニューヨーカー』っていう番組に出てくれないかって言うんです。だってニューヨークに来て交通費も何も払わないでタレントとして使えるわけでしょ、向こうとしては。宿泊費も払わなくていいんだ。「いいよ」って言ったんですよ。そしたら「じゃあ競馬に行ってくれ」って言われてね。

ベルモントパーク競馬場っていう素晴らしい競馬場がある。ベルモントで馬券買ってくれって。普通にやっても面白くないから、ニューヨークのプロのギャンブラーを2人こっちが用意すると。それと勝負する形でやってくれって。それで、のっけから7連勝したんです。僕は競馬に行くときはね、誰か助手が欲しいんですよ。助手をくれって言ったらね、2人美人を雇ってくれて。その助手を左右において、ひらめいたらパーッと走って買いに行かせる。僕は絶対に買いに行かない。理由ですか? ひへへへ(笑)。まあいろいろあるんです(笑)。

 

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