「#わたしたちでもできること」

縁もゆかりもないこの地域に引っ越してきて8年目。

はじめの2年ぐらいは、夫婦ともに深夜、寝に帰るだけの場所で、お年寄りが多くて閉鎖的なところだなと思っていました。

長男を出産して、右も左も分からない初めての育児に不安と孤独感いっぱいの日々。大人と一言も喋らないまま一日中言葉の通じない赤子を見つめているだけという時間は、赤ちゃんを可愛いと思う量と同じくらい、辛い、苦しい思いに押し潰されそうで。そんな思いを持ってしまう自分をまた責めて。

まだ3.11の記憶も濃厚だったあの頃、夫も帰りが遅く、何かあった時に近所に誰も頼る人がいない怖さもありました。

このままではどうかなってしまいそうで、長男の首が座る頃から毎日せっせと外出するようになりました。

公園も、子連れ歓迎の施設も少なく、子育てしやすいとはお世辞にも言えない地域だったけれど、少しでも大人と喋ったり、知り合いを作りたくて。

そうして少しずつ少しずつ、ほとんどは子どもたちを介して作られた良いご縁が広がっていって…そして8年目の今。

道を歩けばこんな感じ。

意識して近所の人には挨拶をする。

知り合いじゃなくても子どもや子連れの人にはなるべく声をかける。

そうしていたら、周りの人も顔を覚えてくれて、見守り声をかけてくれるように。

我が家の子どもたちは、今や地域に育てられていると言っても過言ではないんです。

虐待を防げるのは、子どもも、親も辛い時にすぐ頼れる人がいることだと思う。

虐待だけじゃなく、子どもを狙った犯罪の抑止にも地域の力って効果的なんじゃないだろうか。

監視ではなく、優しい温かい目がお互いにいつも行き届いてる地域は、誰かが作ってくれるんじゃなくて、ワタシたち自身で作り上げていけばいいんだ。

3人子育てで末っ子はまだ乳飲み子。まだまだ周りに助けてもらうことばかりで、誰にも恩返しができてないんですが

「自分がしてもらった恩は、その人にじゃなくて次に困ってる人に返していったらいいんだよ」と教えてくれた先輩ママ。その言葉に従って、これからだんだん地域に恩を返していきたいワタシです。

tomekko

Instagram:tomekomet

 

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