画像: 人々のための岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Rock where People Gather

人々のための岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Rock where People Gather

画像: MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless / 森ビル デジタルアート ミュージアム:チームラボボーダレス https://youtu.be/9jOFlhMk2K0

MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless / 森ビル デジタルアート ミュージアム:チームラボボーダレス

https://youtu.be/9jOFlhMk2K0

この夏、お台場に登場した「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」。(※以下、「チームラボ ボーダレス」と省略)“境界無く繋がっていく一つの世界“ をテーマに掲げ 、テクノロジーを駆使し音と映像を組み合わせた空間は、アートに実際に触れることもできる全く新しいミュージアムとして子どもも大人も魅了しています。

親としては「遊びながら学べる最新のデジタルアート体験ができる」という点もポイントですよね。そこで今回はデジタル知育空間とよばれるその理由と、見逃せないアトラクションなど、「チームラボ ボーダレスのここがスゴい!」というポイントを紹介します。

 

広くて、暗い、何があるかわからない空間に迷いこむ面白さ

昔も今も。いつの時代も、子どもは遊びから学び、少しずつ成長していくもの。
だからこそ子どもと一緒に遊ぶなら「楽しい! プラスα」があるともっといいですよね。
例えば「チームラボ ボーダレス」なら、遊びながら最新のデジタルアート体験ができちゃいます。といっても「デジタルアート体験って何?」と思う人も多いはず。

今回、ボーダレスが主に提案しているのは、鑑賞するだけではなく自分の手や足を使って
作品に触れたり、誰かと共に作品を作ったりできる体験型のミュージアムという概念です。

約520台のコンピューターに約470台のプロジェクター、1万㎡の圧倒的なスケール感。
巨大な空間「チームラボ ボーダレス」はいうなればデジタル技術で森羅万象を表現した空間。そこでは、部屋を飛び越えて縦横無尽に動き回る生き物の姿や、頭上から降り注ぐ水、そしてその水を得て美しく咲く花々、まるで宇宙のような光り輝く星々など、流動的で予定調和ではない世界が存在しています。自然界と同じように、私たちが同じ場所にとどまっても周りの景色はどんどん変わり、アートも動くのです。そうした立体的な空間に私たちは足を踏み入れ探検していくなかで、アートを発見し、さらには自分の手で作品を作る体験も。ちなみに「チームラボ ボーダレス」には決められた順路や館内マップはありません。それゆえ、それぞれが自分のペースで自由に部屋を行き来し好きなように過ごすことができるという点も新鮮!

そして「チームラボ ボーダレス」は “境界をなくす” という考え方も大きなテーマです。ここで指す “境界” とは「作品と作品」、「アート作品とそれを鑑賞する人」。つまり「チームラボ ボーダレス」は「自分と他者」の境界をなくし、鑑賞者も作品の一部となって溶け込んでいくということができる空間でもあるのです。

画像: マルチジャンピング宇宙

マルチジャンピング宇宙

画像: 小人が住まう奏でる壁

小人が住まう奏でる壁

 

遊びながら学びを得られる「チームラボ ボーダレス」のココがすごい!

☆卓上の勉強では得られない
「世界を立体的に捉える能力」が身につく

通常、学校では「座っておとなしく先生の言うことを聞きましょう」というように、椅子に座ることで身体を固定して学ぶ訓練をしますが、チームラボが発信しているのはその逆。「本来人は、山や森、川など高低差のある自然の中を動き回ることで、世界を認識するようにできている」 という考えから、立体的な作品を多く設けることで、“身体能力” と “空間認識能力” を高めるよう構成されています。実際に「チームラボ ボーダレス」は、スマホを見ながらでは歩けないような、高低差2~3mぐらいある立体的な場所も。

都市の道路のように平らではなく凸凹があるので、身体をより3次元で意識し、能動的に身体を動かすような仕組みになっています。さらに “空間認識能力” というのは空間に限った話ではなく、世界を立体的に捉えたり、物事を立体的に考える能力につながっていくもの。

チームラボはそれを “立体的思考”、さらに高次元で考えることを “高次元的思考” と呼んでいます。将来子どもが社会に出たとき、複雑な問題に直面したときに “高次元的思考” を持っていた方が対処しやすいはず、という考え方が根幹にあります。

画像1: グラフィティネイチャー 山山と深い谷

グラフィティネイチャー 山山と深い谷

 

☆集団行動ではなく、
 他者とともに何かをする力が伸びる

宿題やテストなど学校では徹底的に個人で作業する能力を叩き込まれますが、社会に出ると仕事であれ何であれ、他者とともに何かを作っていく作業が求められますよね。そうしたときに重要視されるのは「右向け右!」と誰かに統制された集団行動ではなく、自分と異なる嗜好や主義を持つ他者と協力してなにかを作るという能力。自己と他者がお互いに影響を与えあい、“創造性” を持ち新しい何かを生み出していく……。そうした能力を伸ばす場としても機能します。

画像2: グラフィティネイチャー 山山と深い谷

グラフィティネイチャー 山山と深い谷

 

ここはハズせない!人気のアトラクション

(アトラクション名)
「お絵かき水族館」

自分が描いた魚が目の前で動き出す!

スクリーンに投影された大きな水槽の中を自由に泳ぐ色とりどりの魚。実はこれ、すべて遊びにきた子供たちがその場で描いた魚なんです。巨大な水槽の前に設置されたテーブルでそれぞれが思い思いの魚の絵を描いてスキャンすると……。あら不思議、描いた絵に命が吹き込まれ、水槽の中で魚が泳ぎ出すという仕組み。泳いでいる魚にタッチでき、魚は触れられるといっせいに動き出します。

さらに水中をたゆたう餌袋を手で触ると、袋は破れ、中から餌が飛び出して、水槽の中を泳いでいる魚たちがその匂いを嗅ぎつけ食べにくるといったシーンも。

 

(アトラクション名)
「マルチジャンピング宇宙」

画像: (アトラクション名) 「マルチジャンピング宇宙」

スケールの大きい”宇宙の営み”がトランポリンに変身

チームラボが開発した特殊な布が張り巡らされた巨大なトランポリン。“宇宙の星々の一生” をテーマに掲げており、トランポリンに人が乗ると星屑が集まってきて新しい星が生まれ、成長し、爆発して一生を終える。飛び跳ねる高さが高いほど、大きな星になり、その一部はブラックホールになる……という風に不思議な宇宙の営みを自分の身体でもって体験することができます。

 

(アトラクション名)
「光の森の3Dボルダリング」

画像: (アトラクション名) 「光の森の3Dボルダリング」

光る玉石をたどって空中を進む新しいボルダリング

通常、ボルダリングは下→上に進んでいくものですが、この「光の森の3Dボルダリング」は横にも進んでいく構成になっています。前後左右に輝く色とりどりの玉石をたよりに両手両足を使って進んでいく、と遊び方は至ってシンプル。両手両足がすべて同じ色の玉石をたどると、周りのホールド(棒)と胸につけたバッジが輝き、音色もより響きはじめます。

 

(アトラクション名)
「グラフィティネイチャー 山山と深い谷」

画像: (アトラクション名) 「グラフィティネイチャー 山山と深い谷」

“自然界の食物連鎖” を表現

まるで森や山など自然の中にいるような2~3mもの高低差のある凸凹の傾斜で創られた空間には、トカゲや虫など自然界と同じように様々な生き物が生息しています。生きものたちは、他の生きものを食べたり食べられたりしながら、共に同じ1つの生態系をつくっていきます。例えば、蝶は花がある場所で増え、生きものたちは他の生きものに食べられ、足元を動き回るワニは人が踏みすぎると死んでしまうことも。柱には滝が流れ、その水を得た花は咲くけれど、その反対に人が踏んで歩き回ると散る。自然界の成り立ちを視覚し体感することで、自然の生態系をよりリアルに学ぶことができるのです。

 

(アトラクション名)
「小人が住まうテーブル/小人が住まう奏でる壁」

触ることで小人たちの動作がどんどん変化していく

こちらは小人たちが住んでいる壁とテーブルです。基本的に、小人たちは壁やテーブルの中を走り回っていてこちらには気が付きません。ですが、壁にキノコやツリー、長い氷の棒などをくっつけると、小人たちは気付いて飛び乗って来ます。また、壁にある家を動かしたり、ハシゴの場所を移動すると小人たちはそれを認識し、家を越えてみたりハシゴを上ることも。同じようにテーブルの上に手や物を置いたりするとそれにも気が付きます。そのとき置く物の形によって、小人たちは滑ったりジャンプしたり。たくさんの物を置けば置くほど大喜びで遊び始めます。テーブルの上には木製のフライパンやカップがあり、フライパンの場所を変えて光が当たるとケーキやリンゴが登場したりします。決まりきったフォーマットではなく、その瞬間瞬間で、子どもの動作によって小人たちの行動が変わっていく点が斬新です。

 

乳幼児におすすめのアトラクションも

自分の足で長距離移動するのが難しい幼児におすすめなのが「すべって育てる!フルーツ畑」。緩やかな傾斜にはさまざまなフルーツが生息していて、沢山のボールも飛び交っています。滑り台を自身が「太陽の光」となって滑ることで、ボールがフルーツにあたりフルーツがカットされていく仕組み。また、小さいお子さんがハイハイで移動しながら光るボールにタッチしたり、抱きついたりを楽しめる空間もあります。

 

「チームラボ ボーダレス」の裏側を覗き見

自然界の食物連鎖をテーマにした作品「グラフィティネイチャー 山山と深い谷」の設営風景。自然界に存在する複雑な地形を再現するため、傾斜をつけています。

プロ野球のグラウンドほどの巨大なスペースに設けられた「チームラボ ボーダレス」では、理想とする作品世界を描くために、470台ものコンピューターを用意。センサーやプロジェクターなど複雑な機器を正しく稼働させ、システムなどを相互作用させることでインタラクティブなアートを実現しました。

 

Photo:Nanako Hidaka Text&Composition:Shiho Kodama

 

PROFILE

チームラボ
2001年に活動を開始。“集団的創造”を活動理念に掲げ、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している学際的なウルトラテクノロジスト集団。(所属しているのはアーティスト、プログラマー、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など様々な分野のスペシャリストたち)。今夏開館するヘルシンキの美術館「アモス・レックス」でのオープニング展をはじめ、オーストラリア、イギリス、中国、アメリカ、シンガポールなど世界各国で常設展やアート展を開催。「チームラボ踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」は47万人が訪れた。

 

INFORMATION

場所:東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン)

営業時間:9/3(月)〜
月~木、日・祝日 10:00- 19:00
金、土、祝前日 10:00- 21:00

通常チケット(前売り券・当日券 ともに同額)
大人:高校生以上(15才〜) 3200円
小人:中学生以下(4〜14才) 1000円
※詳細はチームラボボーダレスのHPをご覧ください。
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス
http://borderless.teamlab.art/jp

休館日:8/28(火)、9/11(火)、9/25(火)

 

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