画像1: #5 添い乳が夜泣きの原因!?

#5 Sleep Tips B-2
添い乳が夜泣きの原因!?
Breastfeeding and Sleep

「授乳→寝る」の癖をなくすことで
 夜間の頻繁な起床が改善!

授乳をしながら寝かせる」「添い乳で寝かせる」ことは、多くのお母さんが行っていることだと思います。私も、実は長男と次男どちらとも、添い乳をしていました。特に長男の時は、睡眠に関しての勉強を始める前だったので、「添い乳は楽!」と母乳アドバイザーに教わり、わざわざ添い乳を練習していたくらいでした。

次男の時は、今回お話する内容である長男の時の教訓があったので、添い乳は絶対しない! と思っていたのですが、次男の時は長男の時と違って日中は長男の世話もあるため、次男が昼寝をしていても、自分は休めないことが多い。だから、とにかく夜寝たい!!という気持ちが大きくなり、手軽に自分の睡眠時間を確保したくて結局添い乳を始めてしまい、ずるずると6ヵ月すぎまで続けてしまいました。
今思うと、当時、自分が少しでも睡眠をとるためには添い乳は必要な行為だったのかもしれません。しかし、添い乳が癖になってしまい、結果、子どもが夜中に頻繁に起きるようになってしまいました。

泣いたらすぐおっぱいをあげてしまうと、授乳が唯一のあやし方へとなってしまい、「授乳→寝る」という癖がついてしまいます。授乳をすればすぐ泣き止んでくれ、夜中もちょっと吸って寝てくれるため、その瞬間は楽だと感じるかもしれませんが、次第に夜中何度も起きるようになると、お母さんもお子さんも、質のよい睡眠が取れなくなっていくケースが多く見受けられます。

ただ、添い乳をしていても、十分な睡眠が取れてハッピーな方もいらっしゃると思うので、その場合は続けてください! 添い乳が必ず悪いというわけではありません。

しかし、頻繁に起こされ、全然眠れない! 
という方のために、なぜ頻繁に子どもが起きてしまうのか、そして、どのようにそれを改善できるのかをお伝えしたいと思います。

画像: 「授乳→寝る」の癖をなくすことで 夜間の頻繁な起床が改善!

添い乳で寝ている赤ちゃんは、おっぱいが口の中に入ったまま睡眠に入ります。完全に寝落ちした後にママがそーっと離し、そのままママも寝落ちをすることが多いでしょう。その後、赤ちゃんは45~50分の睡眠サイクルの終盤で浅い睡眠になり、そのときに少し目覚めて周りを確認し、自力で眠ることが できる子なら、そのまま再度眠りにつきます。

しかし、おっぱいをくわえたままでないと寝られない癖のついた子は、“あれ?! おっぱいが口にない! なんで?!” と不安になり、泣くのです。ただ、添い乳すれば再度寝ることをママも知っているので、また添い乳をして寝かせます。それが積み重なることで、睡眠サイクルとして生理的に起きるタイミングで、毎回赤ちゃんが泣くようになってしまい、多くの方が “夜中10回起きます” “45分おきに起きます” という悩みを持つことになるのです。では、授乳→寝るの癖をなくしていくにはどのようなことをすればよいのでしょうか?

まず、授乳以外のあやし方を試してみる必要があります。

泣いたからといって、すぐおっぱいをあげる必要はありません。少し時間をおいて、泣きやまない場合は “とんとん” をしてみる、それでも泣き続けている場合は抱っこであやしてみる。つまり授乳を、最終手段にするのです。今までと違うことをしているので多少泣くとは思いますが、根気よく続けることで徐々に成果が見えるようになってきますので、最低でも3~4日続けてみてください。

1日頑張ったけど、次の日は疲れたからとおっぱいをあげてしまうと、お子さんも頭がこんがらがってしまい、不安になってしまい、うまくいきません。

日中も夜も、授乳中、ごっくんごっくんと飲んでいる間は飲ませていていいのですが、おしゃぶりみたいにただ吸っているときは、口をおっぱいから外してみてください。

おそらく、外すと “おい、まだ飲んでますけど!” と目で訴えてきたり、泣いたりすると思いますが、その場合だけ、もう一度吸わせてあげてください。それで寝そうだなと思ったらまた外してみてください。これを毎回繰り返すことで、お腹がいっぱいになったら自分から外すようになっていきます。私は次男とき、この方法で徐々に添い乳の癖をなくしていけました。

もし、夜中に勝手におっぱいを吸いにくるという方がいらっしゃいましたら、おっぱいが簡単に出せないようTシャツを2枚重る、おっぱいにばんそうこうを貼る、など工夫をしてみてください。Tシャツ2枚重ねは結構効果的で、私もやっていました!

添い乳自体は悪いことではないのですが、いままでのコンサルテーションの経験と自分の実体験上、添い乳をすると夜中起きる回数が増えます。

夜中何度起こされても気にならない方は続けていただいてよいですが、避けていただいたほうが、ママの快眠につながるでしょう。

 

 
お話をうかがったのはこの人 
妊婦と子どもの睡眠コンサルタント
愛波 文さん /あいば・あや
 
長男の夜泣きや子育てに悩んだことから睡眠について学び、アメリカで働きながら米国IMPI(International Maternity and Parenting Institute)公認資格を日本人で初めて取得。 科学的根拠に基づいた子どもの睡眠情報を発信。
現在、ニューヨークで6歳と2歳の男の子のママとして子育てしながら、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティング、妊婦と子どもの睡眠コンサルタントの育成とオンライン睡眠教育プログラムを実施。今夏、講談社より子どもの睡眠本を出版予定。
 
公式ブログ https://ameblo.jp/babysleepsite/
Facebook @sleepingsmartconsulting
Instagram @aya_aiba
http://sleepingsmartconsulting.com/ 
 

 

ママと赤ちゃんのぐっすり本 今日からできる「セルフねんね」ガイド (講談社の実用BOOK)

6/15 講談社より子どもの睡眠本を出版予定。
▼予約はこちらから!

Amazon Kindle

 

参考文献:Y Harrison, School of Psychology, Liverpool John Moores University, Liverpool, UK. / Alice Callahan PhD in nutritional biology University of California / "The relationship between daytime exposure to light and night-time
sleep in 6-12-week-old infants" by Yvonne Harrison, School of Psychology, Liverpool John Moores University "Updated guidelines on infant sleep highlight danger of parents' tiredness" by Alice Callahan
Illustration:Patrick Tsai

 

ご感想や応援メッセージ

掲載作品に対するご感想や応援メッセージが、こちらの送信フォームよりお送りいただけます。

なお感想以外のご質問、ご意見、ご要望、苦情などは、このフォームからお送りいただいても返信、対応ができかねますので、あらかじめご了承ください。

メッセージ送信にあたり、当社の個人情報保護方針をご確認ください。
講談社プライバシーポリシー

人気記事

 

This article is a sponsored article by
''.