STAYCATION in 東・東京!

画像: STAYCATION in 東・東京!

自分の住む街を楽しむ旅 “STAYCATION” として、前回は東京の東側を遠征気分で満喫。EAST東京のイイところをたっぷりお届けしましたが、今回はその後編。ステイした清澄白河を後にして、月島・神楽坂・飯田橋といった、古き良き東京が味わえるエリアへ足を伸ばしました。

 

東京は文化がぎゅぎゅっと詰まった街

画像: 東京は文化がぎゅぎゅっと詰まった街

まずは位置関係をおさらい。清澄白河から月島までは、道が混んでいなければ車で10分ほどの距離。ひとつの街の、小さな駅の一つ一つに、それぞれ独自の文化が広がっているなんて。東京は何とも濃密で不思議で、奥深い街です。

 

清澄白河散策の後は
大きな公園でひと遊び

木場公園

画像: 木場公園

さて、旅に戻りましょう。街をぶらぶら散歩、大人はそれだけで十分楽しいけど、子どもはそのうち必ず飽きてくる。そんな時はやっぱり公園です。ちょっと体を動かせば、子どもたちの心って不思議と満たされるんですよね。旅先では公園の場所を事前に調べておくのが吉です。

木場公園』は東京にあるとは思えないほど広大な公園。テニスコートやドッグラン、ランニングコースにアスレチックなども。春には満開の桜も楽しめます。

子どもたちが小さい頃は公園に入り浸る日々でしたが、最近は友達同士で行くので、アスレチックで一緒に遊んだのは久しぶり。毎日の公園遊びも、振り返ってみれば贅沢でかけがえのない時間だったと、今更ながらに気づくのでした。

 

橋があったら渡るべし!

画像1: 橋があったら渡るべし!

公園の北側と南側を結ぶ木場公園大橋を見上げているうちに、渡ってみたくなりました。“そこに橋があれば渡るべし” は私のモットーですが、素直に従ってよかった。だってここからの眺めが最高なんだもの!

画像2: 橋があったら渡るべし!

全長250mの橋の上を、誰もいないタイミングを狙い、端から端までかけっこ。クラウチングスタートの真剣勝負、結果は紅の勝利でした。ヒールブーツを履いていたとはいえ、もう勝てないんだなあって。

木場公園
東京都江東区木場4〜5丁目、平野4丁目
1992年開園の比較的新しい公園で、敷地内にはBBQ広場や野外ステージも。毎年10月の江東区民まつりでは、伝統芸「木場の角乗」の実演も行われる。

 

東京のソウルフードを食しに、月島へ

月島もんじゃ わらしべ総本店

画像1: 東京のソウルフードを食しに、月島へ

もんじゃ焼きの “聖地” として全国的にも有名な月島。通称『もんじゃストリート』とも呼ばれる西仲通り商店街は、全長500mの通り沿いにもんじゃ屋さんがなんと80軒以上も! 

広島出身の父を持ち、大阪で育った私にとって、15年前に初めて食べたもんじゃは正直いって得体の知れない食べ物でしたが、今では大好物! ふとした時に食べたくなるんですよね。

画像2: 東京のソウルフードを食しに、月島へ

お邪魔した『月島もんじゃ わらしべ総本店』は、席がテーブルごとに区切られているのでキッズ連れにはベストです。同じくもんじゃ大好きな紅がまず頼んだのは、お店の看板メニュー「わらしべスペシャル」にお餅トッピング。

ここで、私も今回初耳だった「一番美味しくて効率的な食べ方」をご紹介。真っ先に焼ける底辺部を残して、上の生地をサイドに移動させ、お焦げ部分をヘラでこそぎながら食べるんです。そうするうちにまた底辺部が焼けてくるので、上の生地を移動させて……の繰り返し。お店のお兄さんが教えてくれました。

画像3: 東京のソウルフードを食しに、月島へ

これだと確かに効率良く、確実にお焦げのところをいただける。「最高!」と、紅。彼女も次回からこの焼き方を実践するのでしょう。

画像4: 東京のソウルフードを食しに、月島へ

お次は「豚カレーベビースター」を。カレーともんじゃ、すごく合う! もんじゃと出会って早15年、いまだに自分で焼く自信のない私は、今回もお店の方にすべてお任せでした。ごちそうさまでした!

月島もんじゃ わらしべ総本店
東京都中央区月島1-9-8 月島もんじゃストリート一番街
駅徒歩1分の場所に2015年に開店したキッズフレンドリーなお店。近くに「二番街店」もあり、こちらは食事に飽きてしまった子どものための絵本の用意も。

 

日本の伝統の香りに会いに行く

香舗 椿屋

画像1: 日本の伝統の香りに会いに行く

お香と和雑貨を扱う小さなお店。私にとって毎日の生活に欠かせない線香のほか、匂い袋や箪笥香など、伝統的でありながら現在の生活では新しく感じられるものが揃います。

日本の香りの歴史は古く、平安時代にはひとつの文化として完成していました。貴族たちは自分だけの香りを調合してセンスのよさを競ったそう。また良い香料は高価だったため、財力の高さを示す意味もあったとか。

 

椿屋』さんは香りもののほかにも、茶道で使う懐紙や楊枝、和紙製品などの和小物が豊富に揃っています。プレゼントやお土産のほか、和の器に合わせるちょっとした和小物なんかを探している時も、ここに来れば欲しい物が見つかるんです。

画像2: 日本の伝統の香りに会いに行く

子どもたちが小さかった頃は週末のたびに、ガイドブックから行きたい場所を選んで、電車の乗り方や切符の買い方を教えながら、電車を乗り継いで東京の街を観光する、ということをしていました。

大通りから1本入ると広がる、小京都のような趣ある街並みや、住んでいる街にはない金物屋や瀬戸物屋などが珍しかったのでしょう。たくさんある街の中から子どもたちが何度もリピートしたがったのが神楽坂でした。

画像3: 日本の伝統の香りに会いに行く

ちなみに私が普段、自宅の室内香として薫くお香は、この椿屋で取り扱う『みのり苑』薫風シリーズの “じんこう” と “びゃくだん” と “きゃら”。天然木のみを使用した上品な香りが特徴です。

香舗 椿屋
東京都新宿区神楽坂3-6
全国各地から集めた和の香に、江戸扇子などの工芸品、個人作家による和小物なども取り揃える。香道の一日体験なども不定期で開催。

 

晴れた日の夕方が
最高に気持ちいいカフェ

カナルカフェ

画像: カナルカフェ

椿屋を後にした私たちは神楽坂を下って、お堀に面して建つ『カナルカフェ』へ。

お天気のイイ日はテラスが最高。なかでも、眩しいほどの西陽がさす夕方が個人的にはオススメです。きらきらと光る水面もロマンティック。

でも、そんなロマンも子どもにとってはどうでも良く(笑)、興味の先はボート乗り場の鯉たちへ。餌を待ちわびるおどろおどろしい鯉の大群! その光景に興奮した紅は、餌を何度も何度もお代わり。

 

子どもと一緒にボートにトライ!

画像1: 子どもと一緒にボートにトライ!

ピザとビールに舌鼓を打った後は、ぜひトライしてほしいのがボート! ボート競技などを見ていると一見簡単そうに思えるけど、水の重みが加わったオールを操作するのは至難の業。スワンボートならスイスイ行くのに。

画像2: 子どもと一緒にボートにトライ!

行きたい場所に行けず悪戦苦闘。大笑いしながら、徐々に慣れてきた頃、「茂みに隠れた野鳥に近づいて!」という紅の願いを叶えるべく、必死に漕ぐも、あと少しのところで飛び立たれる始末。ジムで一汗流したくらいの運動量でした。

カナルカフェ
東京都新宿区神楽坂1-9
客席はレストランサイドとデッキサイドに分かれており、デッキサイドはペット連れ可。夏はホタルも観賞できる。ボートは1〜3人乗りで40分1000円。

 

旅の締めくくりは
飯田橋での一日陶芸体験!

陶房 江戸遊

画像1: 旅の締めくくりは 飯田橋での一日陶芸体験!

紅「お皿という小さな世界に自分らしさを表現することができました!」

“住む街を観光しよう” のSTAYCATION。締めくくりは、飯田橋にある小さな陶芸教室『江戸遊』さんで一日陶芸体験! 

陶工の柄澤睦先生に教えていただきながら、平皿を1人2枚制作。「何を作ろうか」と迷いに迷います。楽しい “生みの苦しみ” ですね。

そんな私を尻目に、どんどん進む紅の創作。こういう時、子どもというのは自由奔放な発想で一心に取り組むんだなぁと、改めて思いました。

土作りは柄澤先生にお任せして、私たちがこの日取り組んだのは土練りと成形、模様付け。この後、乾燥&素焼き、色付け後に本焼きをしてようやく完成です。

私は1枚、フォトグラファーのファビアンも1枚制作、紅は2枚。私たちが選んだ「板皿&色付け体験コース」は全3回の工程になるので、1泊2日のSTAYCATIONが終わった後も楽しみが続きます。

画像2: 旅の締めくくりは 飯田橋での一日陶芸体験!

……さて、ここからは後日談。素焼きができたとの連絡を受け、再び柄澤先生の元へ。からりとイイ感じに焼きあがった姿を見ると、素直に嬉しい。

画像3: 旅の締めくくりは 飯田橋での一日陶芸体験!

この日の工程は色付け。8種類の釉薬から好きな色を選び、自由につけていきます。2色以上組み合わせても良いそうで、ここでまた悩む……。

慎重に色付けする私をよそに、釉薬をきれいにつけるための専用の道具の使い方を教わり、「うまく持てた」と得意顔の紅。

画像4: 旅の締めくくりは 飯田橋での一日陶芸体験!

色付け後がこちら。ここから本焼きへと入ります。それぞれの上に置かれた小皿が、焼きあがった時の色見本。さて、どんな仕上がりになるでしょうか。

こちらが完成品! 一番上の茶×白が私、右下のグリーン×白はファビアンの作。完成した4枚のうち、全員のお気に入りだったのが、紅がこだわりにこだわったピンク×グリーンのお皿でした。思うがままに、やりすぎなんじゃないかと思うほどに、模様がつけられた紅の作品。

底には自分の裏印と、さりげなく思い出も記録して。

画像5: 旅の締めくくりは 飯田橋での一日陶芸体験!

作ったお皿たちは、和菓子をのせたりして楽しんでいます。作って、使って。素敵なお土産ができました。柄澤先生、ありがとうございました!

陶房 江戸遊
東京都千代田区飯田橋3-4-3エレガンス飯田橋1F
東京の中心部にある珍しい窯元で、手作りにこだわった作陶を続ける。
一日体験は8コースあり、板皿(2枚)体験コースは全3回5000円。

 

“また会いたい人” を
どんどん増やせたら

この1年間で海外のさまざまな国を訪れましたが、国内を旅することこそ実は贅沢なのだと、愛媛県の宇和島、広島県の尾道、そして私が住む東京を旅して、改めて思いました。「いつでも行けるから」と後回しにしていた、日本の素敵な場所へフラッと出かける。それってとても優雅なことだなって。

東・東京の旅で一番魅力的だったのは “人” との出会いでした。『江戸みやげ屋たかはし』のご夫婦、青葉堂の店主、『陶房 江戸遊』の柄澤先生……。「あの場所へ行ってみたい」という夢が叶った今、「またあの人に会いたい」という再訪の理由ができました。

これからも国内外問わず旅に出て「また会いたい人」をどんどん増やせたら。これって旅の一番のお土産なんじゃないかと思うんです。

 

Coverage:Yoshiko Kris-Webb Photos:Fabian Parkes Text:Megumi Yamazaki Illustration:Ikumi Shigemori Composition:Urara Takahashi

 

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