大自然の魔術が潜む小さな国

画像1: 大自然の魔術が潜む小さな国

前編に引き続き……)
行ってみたいと思い続けるより行ってしまおう! と、2017年最後の旅はアイスランドへ。この1年で訪れた国は仕事とプライベート合わせて11ヵ国。その中で最も行って良かった、絶対もう一度行きたい国はアイスランド!とのこと。

「これには同行した次女の紅も、フォトグラファーのダンも賛同。滞在中は、『海外は日本を旅し尽くしてから』という父が昔連れて行ってくれた、冬の北海道を一周したロードトリップを思い出しました。次回は父のように、ゆっくりと車でこの国を満喫するんだ、と心に誓いつつ、滞在は移動と睡眠を含め42時間というハードスケジュールで行ってきました」(クリス-ウェブ 佳子さん)

画像2: 大自然の魔術が潜む小さな国

 

 

ビョークと息子の写真が有名、
美しき青き温泉

Blue Lagoon(ブルーラグーン)

画像1: ビョークと息子の写真が有名、 美しき青き温泉

アイスランドといえば、の超名所にも足を運びます。

「ユルゲン・テラーがビョークと息子を撮ったあの写真を真似しようとトライしたけど、紅にはそのコンセプト伝わらず……(笑)」

画像2: ビョークと息子の写真が有名、 美しき青き温泉

天然温泉と思っている人も多いかもしれませんが、実はここ、70%淡水・30%海水の広大なお風呂。水着がマストなので、日本人には広大な温水プールといった方がしっくりくるかも。

水温は37〜40℃とぬるめで、ずっと入っていられます。

「カップル、グループ客が多く、みんな防水ケースに入れた携帯で写真を撮るのに大忙し。今この瞬間を楽しめばいいのに!とも思いつつ、でも、そのおかげでこの『ブルーラグーン』が有名になり、そしてアイスランドを訪れる観光客も年々増えていったわけですもんね」

画像3: ビョークと息子の写真が有名、 美しき青き温泉

真っ白の泥はシリカとミネラルたっぷり、泥パックすると肌がツルツルに。

「入浴エリア内に無料の泥BARなるものがあって、そこでは泥を好きなだけすくって顔に塗りたくってOK。塗って10分放置、そのままお湯で洗う。これは子どもも大喜び、親子で遊べます。顔だけじゃなく首にも肩にもたっぷりと」

「ね、これぞインスタ映え(笑)。ちなみに髪は、肌に反比例してバキバキに」

画像4: ビョークと息子の写真が有名、 美しき青き温泉

ここは朝7時から開いているので、サンライズを目指していくのがおすすめ(時期によっては8時からになることもあり)。

「遠く雪山の間から昇る朝日に照らされて、乳白色の水面が空と同じオレンジピンクに染まる、夢のような時間があるんです。靄がかかって本当に幻想的!」

ブルーラグーン
240 Grindavik
地熱発電で使われた排水を再利用した、世界最大の温泉施設。市内のバスセンターからFlybusかGray Lineのバスで1時間ほど。
2〜13歳は無料、14歳以上はスタンダードプラン6100ISK(約6600円)〜(2018年2月2日現在)。料金はプランやシーズンで変動あり。入場人数を制限しているため、公式サイトでの事前予約が必須。

 

カジュアルでハイセンスな
レイキャビックのグルメ事情

画像: カジュアルでハイセンスな レイキャビックのグルメ事情

アイスランド近海で獲れる魚は質の良さで有名で、かつてはタラの漁場を巡りイギリスと戦争までしていたほど。ほかにも名産のラム肉、地熱を利用した温室栽培の有機野菜など地元の食材も豊富。さらに近年はニュー・ノルディックフードの潮流が加わり、伝統的な食文化をいっそう豊かにしています。

今回は、レベルの高いアイスランドのレストランの中でも特におすすめ、かつキッズフレンドリーなレストランを厳選してご紹介します!

 

今アイスランドで一番アツい店

Matur og Drykkur (マートゥル・オグ・ドリックル)

画像1: 今アイスランドで一番アツい店

タラ大国・アイスランドにあって、今最もホットなレストランがここ。良質でコストパフォーマンスのいい料理を提供する店に与えられる「ビブグルマン」を獲得しています(ちなみに2018年2月現在でこれを獲得しているのは、世界でたった33軒だけ!)。

「2つの国に戦争までさせたタラの美味しさ、大きさを一番実感できる料理がこちら! 文字通りこの店の “目玉” 料理。幼い頃から焼きサンマで鍛えた技術を駆使し、日本人のプライドをかけてすみずみまでキレイにいただきました。骨だけになったお皿を見てシェフも大満足のご様子」

画像2: 今アイスランドで一番アツい店

伝統的なアイスランド料理にモダンなテイストを効かせた料理がいただけます。

「こちらはアぺタイザー。またもビーツ料理が登場、そしてすこぶる美味しい! ここアイスランドで、完全にビーツと恋に落ちました」

画像3: 今アイスランドで一番アツい店

こちらはまさかの、羊のフン(!)でスモークしたマス。これもアイスランドに伝わる伝統的な調理法なのだとか。

「芳しいんでしょうね、桜チップよりもきっと」

画像4: 今アイスランドで一番アツい店

寒く厳しい環境のため、保存食が豊富なのもアイスランド料理の特徴です。
「こちらはラム肉のハム。どのメニューも洒落ていてすごく美味しい!」

画像5: 今アイスランドで一番アツい店

「キッズメニューも。ラム肉のミートボールにバターでソテーした巨大グリーンピース、そして濃厚なマッシュポテト。紅の感想は『肉肉しい』とのこと」

画像6: 今アイスランドで一番アツい店

「我が家にはもう必要ないけれど、キッズ用チェアも完備されていました。さすがビブグルマン獲得レストラン!」

エクステリアもインテリアも、シンプルなのにセンスがいい。

「内装はコラージュがテーマのようで、メニュー表にもそのコンセプトが採用されていました。ちなみにBGMはThe xxがかかっていたりして、意外とポップな雰囲気」

 

ちょっぴり不気味な
ミュージアムも併設

入り口左がレストラン、右がミュージアムになっており、ミュージアムの中ではアイスランドという国の成り立ちを学べます。

「ややおどろおどろしい館内には海賊も。お化け屋敷感覚でご入場ください」

画像: ちょっぴり不気味な ミュージアムも併設

なぜか必要以上に不気味……。小さなお子さんは怖がるかも?「勇敢なキッズならお試しあれ。食事中にぐずり始めたら、ぜひこちらへ(笑)」

マートゥル・オグ・ドリックル
Grandagarður 2,101 Reykjavík
タラの加工工場として使われていた建物をリノベーションしたレストラン。2017年にビブグルマンを獲得。夜は8つのコースがあり、うち3つはベジタリアンメニュー。

 

“世界一のホットドッグ”をいただきます

Bæjarins Beztu Pylsur(バイヤリン ベスタ ピルスル)

画像1: “世界一のホットドッグ”をいただきます

こちらはダウンタウンにある、1937年創業の老舗ホットドッグスタンド。アイスランドの人なら知らない人はまずいない、レイキャビック名物の一つです。

「メタリカのジェームス・ヘットフィールドやクリントン元大統領も食した、世界一の味とはいかに?」

画像2: “世界一のホットドッグ”をいただきます

ケチャップにマスタード、フライドオニオン、スライス玉ねぎにレムラードソースがトッピングされたホットドッグは、一つ約420円。クレジットカードもOK。

「なかなかの大きさだけど、それこそ飲むようなスピードで食べた私たち。じゃないと手が凍る!(笑) 指を犠牲にしてゆっくり味わうか、ケチャップが垂れるのを恐れずに早食いするか、です」

画像3: “世界一のホットドッグ”をいただきます

「そしてお味は……、大変オーセンティックでした。世界一なんて言ったもん勝ちですね」

バイヤリン ベスタ ピルスル
ホットドッグは国民食、というアイスランドの人々の間で絶大な人気を誇る老舗。キ
ヨスクのような小さな店だが、時間帯によっては大行列ができることも。場所は移動することが多いので要確認。

 

洗濯もできちゃう
超キッズフレンドリーなカフェ

The Laundromat Cafe(ランドロマットカフェ)

画像1: 洗濯もできちゃう 超キッズフレンドリーなカフェ

「ここは私の嗅覚がモノをいった今回の大発見。店の前を通りかかった時に見えたのは、大きなカウンターの下にぎっしりと詰め込まれた児童書。絶対にここはキッズフレンドリーなお店だと確信して、入店しました」

こちらはコインランドリーを改装したカフェ&レストラン。店内には世界中のコインランドリーの写真が飾られています。

画像2: 洗濯もできちゃう 超キッズフレンドリーなカフェ

色別に並べられた本のほかにはボードゲームも。さらに店内どこでも授乳OK、Wi-Fi完備と、まさに子連れの聖地のようなお店。

「この日は日曜だったので子どもと家族連れでいっぱい。しばらくすると、トイレに行っていたダンが「OMG! Yoshiko! This place is amazing!!」と大興奮で戻ってきました」

画像3: 洗濯もできちゃう 超キッズフレンドリーなカフェ

地下に降りると、そこには稼働中のコインランドリーが。

「日照時間の短いアイスランドでは乾燥機が欠かせず、また洗濯にかかる時間も相当なもの。でも洗濯のために長い時間、家にこもるなんてもったいない。家族で食事を楽しむ合間に洗濯も済ませちゃおうだなんて、本当に素敵なコンセプト!」

「でもまだここには驚きが! コインランドリーの隣には子ども達のためのプレイルームがあったんです。

「家で洗濯機をただ回し続けるくらいなら、子どもと楽しく遊びながらやろうよっていう、寒い国ならではのアイディア。この『ランドロマットカフェ』はコペンハーゲンにも店舗があるんですって。あぁ、日本にもあったらいいのに」

しかもこのプレイルームは飲食も昼寝もOK! キッズメニューも豊富です。

「メニューはボリューム満点、ランチやブランチに最適です!」

ランドロマットカフェ
Austurstræti 9, Reykjavik
もとはコインランドリーだった場所をリノベーションし、2011年にオープン。レイキャビックのダウンタウン的なエリアにあり、街のコミュニティスポットにもなっている人気店。

 

心に贅沢な旅をしよう!

デンマークの首都コペンハーゲンからアイスランドへ旅した今回。気がつけば地球儀を持ち出して、次女の紅に行き先を事前説明していました。

幼い頃に夢見た旅を、大人になった今、子どもと一緒に実現する。日本を含め、時間をかけて愛する場所を探す旅はまだまだ続きます。旅連載「こありっぷ」、instagramアカウント@tokyodameでも#FRaUCATIONで公開中。2018年もお楽しみに。

 

Coverage:Yoshiko Kris-Webb Photos:Dan Bailey(TOKYODANDY) Text:Megumi Yamazaki Illustration:Ikumi Shigemori Composition:Urara Takahashi

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