画像: たまには女友達と語り旅へセイズファーム【前編】

パタパタとめまぐるしい子育て真っ最中のそこのあなた……! 気の置けない友達を誘って旅にでませんか? そりゃ後ろめたさもあるでしょう。そんな時間なんてないでしょう。でも毎日がんばってるあなたにちょっと立ち止まって息抜きしてほしいのです……!

そんな最高の息抜きができるオススメの場所、富山県氷見市の小さな丘の上にあるワイナリーSAYS FARM。地元の食材を使って食事をつくり、泊まる。

自然にふれて、美味しいもの食べて、友達と語り合う。一足先に、息抜き旅をしてきた女子3人を覗いてみませんか?

 

旅をしたのは……

画像: 旅をしたのは……

(左から) 
maaさん Instagram:@maatamagosan
料理人。フランスに憧れ料理の道に。乾物屋である実家の出汁を使った和食が得意。
平野紗季子さん Instagram:@sakikohirano
フードエッセイスト。著書に『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)がある。
小谷実由さん Instagram:@omiyuno
ファッションモデル。愛称はおみゆ。趣味は純喫茶巡りで、猫をこよなく愛す。

 

緑と青の混ざる世界
ワインの生まれる景色の中で
暮らすように滞在すること

空も、山も、海も見える。緑と青の混ざる世界に立った私たちは、誰もが言葉を失って目前の景色を眺めていた。ここはSAYS FARM、漁港の街・氷見の丘を登ると幻のように現れる美しいワイナリーだ。

画像1: 緑と青の混ざる世界 ワインの生まれる景色の中で 暮らすように滞在すること

今日からここで大好きな人たちと過ごせるのかあ……。嬉しくなって隣を見れば、二人の横顔が木漏れ日に照らされて、いつにもまして可憐に見えた(海街diaryかよお)。丘から見下ろせばふさふさと茂るぶどう畑に圧倒され、その緑に惹かれて歩き出せば芝生が軽やかな音を立てる。さく、さくさく。歩いているだけで楽しい、そんな気分はいつぶりだろう。

画像2: 緑と青の混ざる世界 ワインの生まれる景色の中で 暮らすように滞在すること

SAYS FARMの癒やしキャラ、6匹のヤギが迎えてくれる。メ~。ヤギのチーズをレストランで使うこともあるとか。ヤギの首ってこんなに長かったんだ。

私がニワトリやヤギに挨拶をして指を嚙まれていると、畑の向こうでmaaさんが歓声をあげた。「ベルベーヌだ! あーほんとにいい匂い」。畑には果実や花がそこかしこに生い茂っている。私たちはみずみずしいハーブをそっと摘んだ。それは今夜の夕ごはんを飾る、大切な香りになる。

画像3: 緑と青の混ざる世界 ワインの生まれる景色の中で 暮らすように滞在すること

SAYS FARMはただのワイナリーじゃない。その場所が特別なのは、畑の裏にレストランやショップ、それから1日1組だけが泊まれる大きなお家があること。

畑を見学しておしまいという点の体験ではなく、お買い物をして、料理をして、夜を過ごしてまた朝日を迎える。まるで暮らすように時を重ねることで、立体的に土地の魅力に心を満たせる場所なのだ。

画像4: 緑と青の混ざる世界 ワインの生まれる景色の中で 暮らすように滞在すること

醸造所の地下の貯蔵庫では木樽の中でワインが眠る。「今年はアルバリーニョが良い出来でした(現在は完売)。
スペインでは“海のワイン”と呼ばれる品種で、氷見とも風土条件が近しく、地元の魚介ともとてもよく合うんです」とディレクターの飯田さん。氷見ならではの風土に溶け込むワインが生まれているんだなあ。

こんな理想郷が9年前は荒れ果てた耕作放棄地だったなんて信じられない。ないものを生み、描いた夢を形にする。SAYS FARMがこの場所で紡ぎ続けてきた物語を尊く思った。

 

SAYS FARMのワインと
氷見の食材で乾杯する最高な夕ごはん

画像1: SAYS FARMのワインと 氷見の食材で乾杯する最高な夕ごはん

ゲストハウスにはどーんとキッチンがついていて、お料理欲が湧いてくる。というわけで早速買い出しへ。「今日はなにがおいしいですかー?」と聞けば気さくに答えてくれる “与一郎鮮魚店” ではキジハタとハチメを(どっちも初めましてだ!)。“肉の長井” では氷見牛のモモ肉、“ひみ番屋街” ではお野菜をたっぷり調達。

画像2: SAYS FARMのワインと 氷見の食材で乾杯する最高な夕ごはん

ショーケースいっぱいのきときと(富山弁で新鮮の意味)フィッシュをお魚屋さんと相談しながら選んでいく幸せな時間。じゅるりと食欲が湧いてくる。

画像3: SAYS FARMのワインと 氷見の食材で乾杯する最高な夕ごはん

夏の氷見の美味を収穫するような食材探しはそれだけでもこの土地が愛おしくなる時間。

画像4: SAYS FARMのワインと 氷見の食材で乾杯する最高な夕ごはん

素材に触れるたび、氷見がもっと愛しくなる。キッチンがある、それだけで土地を深く知るきっかけになる。

集めた新鮮食材を料理するのはもちろん楽しくて(といっても私はほぼ見てた)。焼いてもさばいても輝かしい食材は惚れ惚れするし、生みたてのアローカナ卵を割った瞬間みんなの目がきらめいた。あの見事に透きとおったレモン色……! ちょっと忘れられない。

画像5: SAYS FARMのワインと 氷見の食材で乾杯する最高な夕ごはん

料理は食べるだけでも十分幸せ。でも作るところからスタートすれば見える景色は一層鮮やかになる。素材を選び、街の生活に溶け込み、文化に触れて、おいしい味をこしらえる。旅先のキッチンは、土地との接点を格段に増やしてくれるのだ。

 

つくって食べて土地とつながる
愛しい夕ごはんをいただきます

画像1: つくって食べて土地とつながる 愛しい夕ごはんをいただきます

氷見ブリの生ハムサラダに朝獲れ鮮魚のロースト~庭で摘んだタイムの風味~……。ロングテーブルにごちそうがずらっと並べば、高揚と空腹を抑えきれずにきゅんと冷えたSAYS FARMのワインで早速乾杯。SAYS FARMのシャルドネの澄んだ酸味は、氷見で水揚げされた新鮮なタコのカルパッチョとばっちり。

画像2: つくって食べて土地とつながる 愛しい夕ごはんをいただきます

地元の生産者さんが手塩にかけて育てたという氷見牛のローストビーフは、柔らかいけれど媚びた脂の感じがなく、いくらでも食べれてしまう魔の肉質。赤の断面の誘惑に抗えず何度おかわりしたことか……。

画像3: つくって食べて土地とつながる 愛しい夕ごはんをいただきます

プロの料理人maaさんの華麗なお料理っぷりと、それを支えるおみゆのアシスタント力、その二人の連携に乾杯~!(私はまじで見てただけ)

おいしいねえの笑顔は絶えず、誰にも邪魔されない親密な夜はゆっくり過ぎていった。その土地に溶けていくのが旅の醍醐味なら、食べることはそのための近道だと思う。自分たちで食材を調達して、料理して、食事をする。

よそいきの観光ではなく、一瞬でもいいから土地の生活を通り過ぎてみる。そこで出会ったリアルな手触りこそが、短い旅のさなかにあって、心の深いところを満たしてくれるような気がした。

後編へ続く……

SAYS FARM(セイズファーム)
富山県氷見市余川字北山238
☎0766-72-8288
東京からはまず北陸新幹線でJR新高岡駅へ(約3時間)。新高岡駅から、今回食材の買い出しをした氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」までは車で約30分。そこからセイズファームまでは、さらに車で約30分。電車で向かう場合は、JR氷見駅が最寄りで、そこから車で約20分。

 

Photo:Koichi Tanoue Text:Sakiko Hirano Model:Miyu Otani , Maa

 

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