「情けは人のためならず」
 の誤用から気づいた政治信条

画像: 「情けは人のためならず」 の誤用から気づいた政治信条

「僕は、“情けは人のためならず” ということわざを重要な判断材料だと思っています。世の中の半分の人が、意味を逆に捉えているんですよね。人に親切にしても、その人のためにならないから、親切にしないほうがいいと。本来は、人のためにと思ってやったことは、巡り巡って自分に返ってくるという意味です。半分の人が間違った解釈をしているのは、社会風潮がそうだからなんです。

高齢者の人たちは “自分の子育ての時は、そんな政治行政のサポートがなかった” と言うんですが、いや、違うと。あなたの年金や介護のために子どもが生まれてくるわけじゃないけれど、子どもの数が減っていけばあなたの年金や健康保険を支えられないんだから、産みたい人が安心して産めれば、結果的にその子どもたちが20年後にあなたの老後を支えてくれる。それが社会なんです。

逆に若い人には、“なんで俺たちのほうが年金で損をするんだ?” とよく言います。それも違う。年金制度のおかげで、あなたの両親や祖父母の老後の扶養の負担が小さくなっているのです。年金や介護保険がなかったら、全部家族で見るんだよという話を一生懸命説明して、だから情けは人のためならずなんだっていうと、理解してもらいやすいんですね」

これに気づいたのは、つい数年前のことだ。

「あるとき、なぜこのことわざを、逆の意味で捉えている人が多いんだろうと考え始めたのです。そして、ああまさに社会の風潮がそうなんだとわかった。そして、このことわざの誤解を解いていくことが、社会制度の理解につながるのだと気づきました」

 

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