“デザインの街” に浸る旅

画像: “デザインの街” に浸る旅

2017年 5月にスタートした # FRaUCATION 。7ヵ国めとなる今回はデンマーク、フォーカスしたのは首都コペンハーゲン。建築と食をメインに、“デザインの街” の見どころをご紹介します。

「上の写真は、そんな旅を象徴する一枚。ホテル近くの映画館がライトアップされて、まるでびっくり箱のよう! ちなみに出発前夜、我が家のコメディアン・次女の紅に『コペンハーゲンはどこの国の首都でしょう?』と尋ねたところ、『エストニア?』との答えが。この旅、どうなることやら(笑)」(クリス-ウェブ 佳子さん)

 

世界で一番幸せな国、
デンマークってこんな場所

画像: 世界で一番幸せな国、 デンマークってこんな場所

佳子さん曰く「ドイツがリンゴなら、その先端の葉っぱという感じ」というデンマークは、日本からは直行便で11時間半ほど。北欧の中で一番小さな国で、そして “世界で最も幸せな国”。その首都コペンハーゲンは “北欧のパリ” ともいわれ、美しい街並みが魅力です。

デンマークは超自転車大国。駐輪場や道路などの整備が行き届いており、電車にも自転車持ち込みOK! レンタサイクルのあるホテルも多く、暖かい季節なら自転車での観光もオススメ。

「さらに世界で初めて同性パートナーシップ制度を認めた国でもあり、そのため多種多様なライフスタイルにとても寛容なんです。男女平等の意識も高く、共働きが基本。充実した出産・育児休業制度のもと子育てもしやすく、おかげで街は元気な子どもたちでいっぱい!」

 

合い言葉は “Hygge(ヒュッゲ)”

画像: 合い言葉は “Hygge(ヒュッゲ)”

例えば上記3名を筆頭に、世界的に有名なデザイナーを輩出しているデンマークは、世界をリードするデザイン大国。家具やインテリア、建築物や街並み、そして社会までもが豊かにデザインされています。

デンマークには “ヒュッゲ ” という言葉があり、これには「人と人のふれあいから生まれる、温かで居心地のいい時間と空間」という意味が。デンマークの人々が自らのアイデンティティとして大切にしている言葉なんです。

「冬は日照時間が短く、しかも極寒となれば、家で過ごす時間が長くなるのは当然。そこでデンマークの人は“ヒュッゲ ”の精神のもと、家具や建築、街並みはもちろん、社会や生き方までも豊かにデザインしていった。これこそが、デンマークがデザイン国家として認められるようになった所以です」

 

“Hygge(ヒュッゲ)” を
運河クルーズツアーで一気に満喫!

画像: “Hygge(ヒュッゲ)” を 運河クルーズツアーで一気に満喫!

そんな “ヒュッゲ” なコペンハーゲンの街を楽しむのに、オススメなのが観光船。

「16〜17世紀に建設された歴史的建造物と、アルネ・ヤコブセン設計のデンマーク国立銀行、ヘニング・ラーセンが手がけた新オペラハウスなど、新旧のデザインが織りなす見事な調和と呼応を一気に巡ることができます」

 

その前に知っておいて欲しい
「コペンハーゲンカード」

画像: その前に知っておいて欲しい 「コペンハーゲンカード」

博物館や美術館など全79カ所の人気観光スポットの入場が無料になり、レストランなども割引に、さらに公共交通機関が乗り放題になる観光パス、『コペンハーゲンカード』。コペンハーゲン空港やコペンハーゲン中央駅などで購入可能で、24時間有効の1日券は大人389DKK(約6900円)。

「物価の高いデンマークではかなりおトク! ガンガン観光したい人は是非!」

コペンハーゲンカード公式サイト(英語)

 

いざ運河クルーズへ。
ガムルストランを出発!

画像1: いざ運河クルーズへ。 ガムルストランを出発!

ガムルストランの乗り場は、かつては王宮として、現在は国会議事堂や最高裁判所などとして使われているクリスチャンスボー城からすぐの場所に。ここから、“新しい港” を意味するニューハウンヘ向かいます。

画像2: いざ運河クルーズへ。 ガムルストランを出発!

運河クルーズは1時間乗りっぱなしの “グランドツアー” と、6時間かけて13の発着所で乗り降り自由な “ホップオン–ホップオフツアー” の2種類があり、今回はグランドツアーに参加しました。

「イヤフォンガイドに日本語あり! 繁栄の源となった運河を通りながら、美しい建築を愛でる船旅。コペンハーゲンを知る最良最短の方法です」

カナルツアーのタイムスケジュールはツアー会社STROMMAの公式サイトで確認を!
 

画像3: いざ運河クルーズへ。 ガムルストランを出発!

ベイビーブルーのフォトジェニックな建物は、1937年に税関と水中翼船のターミナルとして建てられたもので、2002年以降は閉鎖されたままだったそう。

「それをTHE CONRAN SHOPのテレンス・コンラン卿が2005年に買収し、複数のレストランを入店させるも閉店。現在はヒップなレストランSTUD!Oと、デンマークの伝統料理を提供するAlmanakが入店しています」

映画のワンシーンのようなカラフルで可愛らしい街並み……と思いきや、超近代的な建物が続々と登場。

「オーバーハングな屋根を持つのは、デンマークを代表する建築家、ヘニング・ラーセンが手がけた新オペラハウス。設計意図が十分に反映されなかったことでも話題になりました」

「黒光りしているのは、今デンマークで最も旬な建築ユニット、シュミット・ハマー&ラッセンによるデンマーク王立図書館。別名ブラックダイヤモンド。“「本は国の宝」と謳う王様が、黒く光る宝石箱の中に本をしまった” という裏ストーリーもあるんです。粋な思惑でしょう?」

……かと思えば、今度はまるでおとぎ話に出てきそうな歴史的建造物が、船に揺られる観光客の目を楽しませてくれます。

「丸いドームはバロック様式のフレデリクス教会で、別名大理石の教会。螺旋状の塔は救世主教会。市内で最も古い建物の一つで、ローマ様式の祭壇は一見の価値あり! 大きなオルガンの音色も必聴です。そして塔の頂上へと続く階段を登ると、そこに広がるのはコペンハーゲンの美しい街並み。」

佳子さん曰く「銅像好きが過ぎる街」、コペンハーゲン。街を散策すると、いたるところで銅像と出くわすそうで、運河ツアーからも数々の銅像を見つけることができます。見えた、ダビデ像! あれ、フィレンツェにいるはずじゃ?

「こちらはレプリカ、世界中にいます。デンマークといえばアンデルセン、アンデルセンと言えばの人魚姫像もありますが、運河から見えるのは後ろ姿だけ。ただ人魚姫像は、ブリュッセルの小便小僧、シンガポールのマーライオンとともに数えられる “世界3大がっかり像” の一つなので、後ろ姿だけでいいかなって(笑)」

画像4: いざ運河クルーズへ。 ガムルストランを出発!

「左は、デンマーク海軍が自国の沿岸警備のために造船した装甲艦で、ペダー・スクラム級 “フリゲート”。右は、ミサイル艇 “セヘステッド”。マニアにわかればそれでよし!」

でもこれ、男の子はかなり興奮しそう!

画像5: いざ運河クルーズへ。 ガムルストランを出発!

到着地のニューハウンでも “愛の南京錠” を発見♡( #8パリ左岸 参照)

運河ツアーをした日の翌日、11月10日は聖マーティンズ・イブという祝日で、現地ではこの日からクリスマスデコレーションが始まるそう。

「ニューハウンの街も、クリスマスショップの開店準備や飾り付けでとっても華やかでした」

コペンハーゲン・カナルクルーズ
ガムルストラン〜ニューハウン間の運河ツアーで、どちらからも乗船可能。
料金はグランドツアーで大人80DKK(約1400円)、子ども(6〜15歳)40DKK(約700円)、5歳以下無料。チケットはウェブから予約でき、日本語サイトも多数。

 

『ハムレット』の舞台のモデル、
クロンボー城は要塞のようだった!

Kronborg Castle(クロンボー城)

画像: Kronborg Castle(クロンボー城)

コペンハーゲン中央駅から鉄道に揺られること50分、最寄りのエルシノア駅から徒歩15分ほどで辿り着いたのはクロンボー城。シェイクスピアの戯曲『ハムレット』の舞台のモデルになったことでも有名で、毎年夏には城の中庭で野外劇が上演されるのだとか。

「ママはシェイクスピアでどのお話が好き?」と尋ねる紅。えっとね、実はママは『ロミオとジュリエット』しか読んだことないです(笑)。でも、これから『ロミオとジュリエット』を書いたシェイクスピアの作品、『ハムレット』の舞台のモデルになったお城に行くんだよと伝えたところ、どうやら彼女はおとぎ話に出てくるような、可愛らしいお城を想像したようで……」

しかし、この城が改築された16世紀には、幅わずか7kmの海峡を挟んで対岸の国・スウェーデンと対立していたデンマーク。ゆえにクロンボー城はプリンセスが住むような可愛らしいお城ではなく、堅牢な城壁と海を向く砲台に守られた要塞のようなお城だったのです。残念、紅!

教会の中は薄暗く、少し不気味。私たちも自然と小声に。

ここはダンスホール。「子どもたちはここに来ると音楽もかかっていないのに踊り出すのよ」とガイドさんが教えてくれました。

「果たして紅は踊るのか? あ、スキップし始めた。踊り出した! 最終的に巻き込まれた(笑)。なぜなんだろう?」

クロンボー城
Kronborg 2 C, DK-3000 Helsingør
コペンハーゲンの北約30kmの海岸線に佇む、ルネッサンス様式の城。
2000年にはユネスコ世界遺産に登録された。

 

泊まったホテルはまるで常夏

Manon Les Suites(マノン・レ・スイーツ)

画像1: Manon Les Suites(マノン・レ・スイーツ)

「ホテルのセレクトには自信あり!」と胸を張る佳子さんが今回選んだ『マノン・レ・スイーツ』は、極寒の冬のコペンハーゲンにありながら、まるで南国。回廊のような建物、その中心はガラス天井の吹き抜けになっており、その下には緑生い茂る中庭と温水プールが。

「中庭に出た瞬間、『Wow!!』と、紅。その感動をもう一度味わいたいと、もう一度エレベーターホールに戻ったほど(笑)。でも本当に『Wow!!』な空間です」

お部屋のインテリアは、木のぬくもりが感じられるインダストリアルなデザイン。そして日本の最高級ホテル並みに揃ったアメニティは全てオーガニック!

画像2: Manon Les Suites(マノン・レ・スイーツ)

屋上はウッドデッキになっており、夏はみんなここで日光浴を楽しむのだそう。

「眺めも最高で、高いビルのないコペンハーゲンの街並みを一望できます。ホテルに着いたのは夜だったけど、キレイな夜景が観られてむしろラッキー! と思った瞬間でした」

画像3: Manon Les Suites(マノン・レ・スイーツ)

朝食の前に、ひと泳ぎする紅。

「いい感じの水加減だって。子どもって、そこに海があったとしても、結局プールに長居するんですよね。こありっぷ的にプールの存在は本当にありがたい」

朝食はラウンジでのビュッフェスタイル。どれもシンプルながら、地産地消とオーガニックにこだわった料理ばかりで、お腹も心も満足満足。

マノン・レ・スイーツ
Gyldenløvesgade 19, 1600 København V
コペンハーゲン中央駅から約1kmの距離にあるデザイナーズホテル。
チボリ公園なども徒歩圏内で、観光にも便利。

 

美食の都・コペンハーゲンは、
食肉工場がそもそもの始まり

画像: 美食の都・コペンハーゲンは、 食肉工場がそもそもの始まり

昔の佇まいを残しながらも、おしゃれな街として蘇った “ミートパッキングエリア” は、NYのみならずコペンハーゲンにもありました。

復活への最初のきっかけは、2004年の『New Nordic Food Manifesto』。北欧諸国のシェフが集まり、“オーガニックであること” “地産地消” など、デンマーク料理を再考察するための10ヵ条を制定。

次のきっかけは2005年に始まった『National Monument Industry』で、これは古きよき建物を次世代に受け継ごうというムーブメント。そして最後の決め手が2008年、あの『ノーマ』が初めてミシュランガイドで二ツ星を獲得したこと。これによって、シェフはまるでロックスターのような存在となり、スターダムを夢見た若者たちがミートパッキングエリアに住み始めたのだそう。

「食が盛り上がると人が元気になって、国全体まで盛り上がる。北欧を見ているとそんな風に感じます。いまや世界中の美食家が集まるこのミートパッキングエリアで、地元の人に愛され、なおかつキッズフレンドリーなレストランを攻略してきました!」

 

“今日のメニュー” から構成された
シェアコースが最高!

PaTé PaTé(パテパテ)

画像1: PaTé PaTé(パテパテ)

ホテル『マノン・レ・スイーツ』から徒歩20分ほど、なんだかアートギャラリーのような外観のこちらは、タパススタイルのカジュアルレストラン。

「最初の接客の時に、『英語は話せますか、デンマーク語は話せますか?』ではなく、『どの言語がいいですか?』と聞いてくれたことにびっくり感動。とても寛容的な接客は、スタッフ全員に徹底されているみたい」

画像2: PaTé PaTé(パテパテ)

暗めの店内に、各テーブルと窓辺に置かれたキャンドルの灯りがきれい。

「カップルや家族連れ、大人数のグループなど客層はさまざまで、とにかく賑やか。席の間隔が狭めなのもあって、メインBGMはお客さんたちの会話」

画像3: PaTé PaTé(パテパテ)

「その日のメニューからベストなものを選りすぐった『pate pate experience』というコースを2人分頼み、3人でシェア。プラス、大人にはそれぞれの料理に合わせた3種類のワインを。いただこうとしているのはマッシュしたビーツにディル、フェタチーズ。3人ともこれが一番のお気に入り!」

コペンハーゲンはとにかくビーツが美味!だったそう。

ほかにオイル漬けニシンのブルスケッタ、牛肉の赤ワイン煮込み、トリュフのリゾット、デザートのチョコレートムースなど全8品で一人385DKK(約7000円)、ワイン込みで645DKK(約11500円)。この内容でこのお値段、ディナーとしてはかなり優秀。

パテパテ
Slagterboderne 1, 1716 København V
フレンチ、スパニッシュ、モロッカンのフュージョン料理を提供。
平日は朝9時、週末と祝日は11時30分から営業しており、朝食やランチも人気。

 

デンマークで唯一の
100%オーガニックレストラン!

BOB(ボブ)

画像1: BOB(ボブ)

デンマークで唯一の100%オーガニック、かつ、キッズフレンドリーなのも嬉しいオーガニックレストラン。

「デンマークはオーガニックに大変厳しく、60%、70%というようにランク付けされるので、100%オーガニックというのは本当に珍しいんです」

ここでは軽めのランチを。メニューはグリーンソースのかかったフムス、デーツ、野菜スティック、ポークハムとアヒルのハム。

「アヒルは勝手に出てきました。この日(11月10日)は『モーテンの晩』という祝日で、昔からアヒルを食べる習慣があるのだそう」

画像2: BOB(ボブ)

ちなみに『ボブ』は『パテパテ』のすぐ隣。こちらの店舗は、もとは『BOSCH』という電機メーカーのお店で、ファサードまで全部そのまま流用。これまた小洒落ているんです。

ボブ
Halmtorvet 19, 1700 København V
デンマーク国内では最大規模のオーガニックレストラン。
ヴィーガンメニュー、12歳以下の子どもにはキッズメニューも。

 

美味しいお肉料理を
食べたい時は……

FLEISCH(フライシュ)

画像1: FLEISCH(フライシュ)

「お肉とデンマークの伝統料理を食べたければここ! 特に豚肉が美味しくて、どんぐりを餌に放し飼いで育てられたオーガニックポークを使用しています」

画像2: FLEISCH(フライシュ)

看板メニューはオープンフェイスサンドイッチ。19世紀の産業革命以降、食材の流通が拡大したことから使う具材も徐々に豪華になり、現在の形になったのだとか。パンは黒パンやライ麦パンなど、ハードブレッドが主流。

「紅がこの『フライシュ』で一番好きだったのがポークコロッケ!  割ってみると想像以上に肉肉しくてびっくり。どんぐりを食べて育った豚肉は香り高く、そこにタルタルをつけていただきます。超美味!」

「店内は、以前は精肉店だったものをそのまま活かしたデザインで、これも『National Monument Industry』のムーブメントによるもの。スタッフの無造作なヘアがまた可愛い!」

画像3: FLEISCH(フライシュ)

「と思ったら、前に座る紅の髪もかなり無造作……。コペンハーゲンに到着して2日、郷に入らば郷に従えで、まだ一度も髪を洗っていないって威張ってました(笑)」

フライシュ
Slagterboderne 7, 1716 København V
60%オーガニックのカジュアルレストラン。
豊富な肉料理とデンマークの伝統料理がいただける。

 

クラフトビール界のカリスマ的存在

Mikkeller Bar(ミッケラー・バー)

画像1: Mikkeller Bar(ミッケラー・バー)

世界中にファンを持つクラフトビール界のカリスマ、ミッケル・ボルグ氏が2006年に設立したブルワリー『ミッケラー』が経営するバー。世界No.1レストラン『ノーマ』のハウスビールもここが手がけています。

ここのビールは、味わいの素晴らしさはもちろん、ラベルやロゴがとにかくセンス良。

「香りが良くて美味しい♡ のだけど、この時は本当にお腹いっぱいでそんなに飲めず……。渋谷に『ミッケラー トウキョウ』があるので、そこでリベンジしようと思います」

画像2: Mikkeller Bar(ミッケラー・バー)

ミッケラー』の目の前にあるハートのスカルプチャーは、どこかのアーティストが無許可で設置したもの。そのため自由に落書きOK、今も毎日のように描き変えられているのだとか。

「ビールバーのスタッフまで『ほら、描いておいでよ』とすすめるものだから、紅、人生で初めてのグラフィティを経験。とっても嬉しそう。皆さんも『ミッケラー』に立ち寄る際は、油性マーカーをお忘れなく!」

ミッケラー・バー
Viktoriagade 8 B-C, 1655 København 1655
世界中にファンを持ち、グルメ層からも高く評価されている
デンマークのブルワリー『ミッケラー』の直営バー。

 

Coffee Nerd(コーヒーオタク)が集う店

PROLOG Coffee Bar(プロログ・コーヒー・バー)

画像1: PROLOG Coffee Bar(プロログ・コーヒー・バー)

今、コペンハーゲンではコーヒーブームがピーク! コーヒー好きのことをデンマークではCoffee Nerd (コーヒーオタク)と呼び、そんな彼らがこぞって集うお店が、ここ『プロログ』。

画像2: PROLOG Coffee Bar(プロログ・コーヒー・バー)

香り豊かなドリップコーヒーは、味はしっかり、それでいてとても爽やか。

「普段はコーヒーを飲まない紅も、ミルクをたっぷり入れたらイイ香りで美味しいって」

画像3: PROLOG Coffee Bar(プロログ・コーヒー・バー)

ここでぜひ食べてほしいのが “ドリームケーキ” 。ココナッツ風味のしっとりとしたホットケーキで、デンマークの家庭になくてはならない味、言わばデンマーク人のソウルフード。

「1930年代に16歳の女の子が発明したこのケーキ。夢で見たレシピを再現したことから、この名前がついたそうです。可愛いお話ですよね」

プロログ・コーヒー・バー
Høkerboderne 16, 1712 København V
それまで本屋だった場所に2016年にオープンした、
コペンハーゲンで今一番ホットなコーヒーショップ。

 

新進気鋭のオーガニック・
アルティザン・チョコレート!

ANKER(アンカー)

新進気鋭のショコラティエ、ミケーレ・アンカーによるチョコレートショップ。ミートパッキングエリアから徒歩10分ほどの場所ですが、「少し足をのばしてでも行くべき、今大注目のお店!」と佳子さん。

画像1: ANKER(アンカー)

目玉は、トマトやラズベリーなど地元の食材を使ったフレイバー・チョコレート。ほかにデンマークの伝統的なチョコ菓子なども揃います。今回のお土産は、こちらのチョコレートもあり。

画像2: ANKER(アンカー)

「試食もさせてくれるのでじっくり選んで。円錐型のは、ピスタチオとラズベリーのチョコレート」

アンカー
Godsbanegade 17, 1722 København V
ミシュランレストランでも経験を積んだ
今注目のショコラティエ、ミケーレ・アンカーのブティック。

 

最後の夜は、デンマークを代表する
三ツ星レストランで締めくくる!

Geranium(ジェラニウム)

画像1: Geranium(ジェラニウム)

ミシュランガイドに掲載されていて、しかも三ツ星のレストランに子連れで行くなんて、日本でさえとても勇気のいること。それでも佳子さん、今デンマークで唯一の三ツ星レストラン『ジェラニウム』にだけは、どうしても行きたかったそう。

「事前に連絡して聞いてみました。11歳の娘と一緒に行っても大丈夫ですか? って。答えは二つ返事でOK! インテリアはエレガント、雰囲気は驚くほどカジュアル。世界中の美食家が注目するニューノルディック料理の火付け役が、『ノーマ』とここ、『ジェラニウム』なんです」

ホテルからタクシーで15分、パルケンサッカースタジアムに併設。事前予約必須、最初にデポジットを支払うシステムです。

画像2: Geranium(ジェラニウム)

奥のキッチンとは別にオープンキッチンがあり、料理が仕上がる様子を客席からも眺めることができる。

「シェフの動きには一切の無駄がなく、キッチンがまるで舞台のようで、それを観る私たちは観客のよう。『近くで見学してもいいのよ』と言ってくれたのはホールスタッフ。ホスピタリティも超一流!」

画像3: Geranium(ジェラニウム)

「それでいて、スタッフはみんなとっても気さく。三ツ星レストランって結局のところ、総合力の高さなんだなあと実感しました」

そして、驚きに満ちた革新的な料理が次々と登場。

「『これ、どうやって食べるの?』『これの材料ってなんだろう?』『どれが食べられるの?』と、矢継ぎ早に質問したそうな紅に、スタッフが丁寧に説明してくれます」

画像4: Geranium(ジェラニウム)

菊芋でできた葉っぱのようなチュイールを、自家製マヨネーズにつけて。「めちゃくちゃ高いおせんべい、と評したのは紅」

画像5: Geranium(ジェラニウム)

マテ貝に似せた、サワークリーム入りのスティック。「めちゃめちゃ高いルマンド、と紅」

画像6: Geranium(ジェラニウム)

石に見立てたディルのジェリー。「日本庭園みたいですね、と紅」

画像7: Geranium(ジェラニウム)

塩漬けへイクのスープ。ヘイクとは、鱈に似たメルルーサ科の魚のこと。

「パセリの風味、フィンランド産キャビア、それらすべての食材をバターミルクが引き立てて、香りと旨み、食感のコントラストが心地いい一品。けれど、紅には少し複雑だったよう」

画像8: Geranium(ジェラニウム)

スプーンで思いきり叩いて割って食べる、ドクロのチョコレートデザート、その名も“THE END”。

「真っ白なお皿の真ん中に鎮座する真っ黒のドクロを、嬉々としてぶっ壊した紅。全部で17品、気付けば4時間が経過。映画2本分の時間と内容にも通じる、素晴らしいエンターテイメントでした」

画像9: Geranium(ジェラニウム)

紅氏、シェフとキッチンスタッフ17名分のサインが入ったシェフハットをもらう! さらには「君はいつでもここに来ていいんだよ!」なんてマジックワードまで。驚くほどキッズフレンドリー!

食後にキッチンやワイナリー、食材庫まで見学させてくれたうえ、ハードカバーの本もプレゼントされるなど、至れり尽くせり。

画像10: Geranium(ジェラニウム)

最後には記念撮影も。これは取材などとは一切関係なく、全てのお客様に対して行われるサービスだそう。

「食べるだけでなく、見て、学んで、感じて、楽しめる『ジェラニウム』、最高です! こんな経験をさせてもらえたら、誰だってスーパーシェフに憧れるはず。もしお子さんがグルメ志向なら、最初の三ツ星レストラン経験はぜひ『ジェラニウム』で。きっと一生ものの思い出となるでしょう。ちょっと高いけれど、ここでの経験はきっとプライスレス!」

ジェラニウム
Per Henrik Lings Allé 4, 8.DK-2100 København Ø
ミシュランガイドでは三ツ星を獲得、2017年の
「世界のベストレストランランキング50」でも19位に入った超高級レストラン。

 

ご当地ファッションブランドで
お土産探し

BY MALENE BIRGER(バイ・マレーネ・ビルガー)

ご当地ファッションブランドを買うのも旅の醍醐味、という佳子さん。お土産探しにやってきたのは、『バイ・マレーネ・ビルガー』の旗艦店。

「コペンハーゲンの人は外出に自転車をよく使うので、ファッションは実用的であることが重要。それにみんな着こなし上手で、ドレスやハイヒールで自転車に乗る女性たちもよく見かけました」

画像: BY MALENE BIRGER(バイ・マレーネ・ビルガー)

「プラクティカル(実用的)かつファッショナブルな『バイ・マレーネ・ビルガー』は、そんなライフスタイルを象徴するブランド。コペンハーゲンの空気を感じてもらえるように、お土産もここで買いました♡」

バイ・マレーネ・ビルガー
Antonigade 10 1106 København K
“手の届く贅沢” を提供するアフォータブル・ラグジュアリーブランド。
デンマークで絶大な人気を誇り、市内にも複数店舗展開している。

 

コペンハーゲンはこの先の日本が
お手本にすべき街でした

「建築や北欧家具が好きで、いつか行ってみたいと思っていたコペンハーゲンは、急成長中のフードカルチャーにも親子揃ってフォールインラブでした。“Hygee(ヒュッゲ)”に衣食住をデザインするこの街はきっと、今後の日本がお手本にしたいサステイナブルな社会を世界で一番実現している場所。……なんて小難しいこと、紅は感じたかな? 大きくなって、『もう一度、コペンハーゲンに行きたいの!』と一人旅してくれたら最高だな(笑)」(クリス-ウェブ 佳子さん)

 

Coverage:Yoshiko Kris-Webb Photos:Dan Bailey(TOKYO DANDY) Text:Megumi Yamazaki Illustration:Ikumi Shigemori Composition:Urara Takahashi

 

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